意識と無意識のわかり方

「こころには意識と無意識があって、ほとんどは無意識で圧倒的パワーを持っている。」

と言われてもピンときませんよね。

その計算方法を知ったとしてもそれは知ったと言うだけで、

実感として理解できないと思います。

それに、無意識って本当にあるの?

そこで、

片手を前に出して、「グー、パー、グー、パー」と繰り返しやってみてください~!

はい、「グー、パー、グー、パー…」

で、質問です。あなたが、グー、パーできるのはどうしてですか?

「…、それは、あなたがそうしろと言ったから。」

まあね。それで、どう思ったんですか?

「グー、パー、ってしようと思いました。」

ですよね。「グー、パーって思うと、なんで指の一本一本をコントロールできるんですか?」

「…わかりません。」

そう、わからない。それは、意識にないから。それが無意識です。

脳から指の筋肉のひとつひとつの複雑な動きやタイミング、

それらの命令が伝わらないと動きませんよね。

でも、そんなことをいちいち考えていたら頭がパンクしちゃう。

だから、そういうことは無意識がやってくれているんです。

無意識の情報処理能力が圧倒的に大きいことも納得できますよね。


ポジティブフィーリング

リフレーミングって知ってますか。初めて聞いた方もいるかもしれません。

ちょっと次の二つの文を読んでみてもらえますか。

「美しいバラの木がトゲをつけてるなんて…」
「トゲのある木が美しいバラの花をつけるなんて…」

「…」の部分に漂う余韻を感じ取ってみてください。
言葉はほとんど同じなのに、フィーリングが全く違いますよね~。

リフレーミングとは心のフレーム、つまり見方、感じ方を変えること。
たとえば「動作がのろい」を「堅実」とか、「あわてんぼう」を「活動的」とか、真実はそのままに、見方を変える。

ところで突然ですが、物事を理解する時、それには二通りの方法があるって事、知っていますか。

ひとつは、「思考でわかる」
もうひとつは、「感覚でわかる」

横文字にした方が分かりやすいかもしれません。「シンキング」と「フィーリング」。シンキングとフィーリングの二つを比較しながら、これからの説明を読んでみてください。

先に説明したリフレーミング、「ポジティブ・シンキングみたいな感じかな」と思った方、そうですよね~。そうすると、次はこうなります。

「ポジティブ・フィーリング」

これが、リフレーミングの真骨頂といっても過言ではありません。
でも、実際どうすればいいのか。

ちょっと、次の言葉の余韻を味わってみてください。

「動作がのろい」→「堅実」
「あわてんぼう」→「活動的」

その言葉にくっついている、あなたが感じる何か。
自分が今まさに、その言葉を誰か言われている感覚で。
リフレーミングする前と後の余韻の違いがわかるでしょうか。

…リフレーミングによる感覚の違い、いかがでしょう。


間違える訓練?

自分が正しいと思って疑わないことを批判されると、それがどうでもいいようなことだったとしても、ついついムキになって反論してしまい後味の悪い経験をすることってあると思います。

そんな心の癖の処方箋として、「間違える訓練」をおすすめしています。「間違える訓練」とはどういうものなのか、それがなぜ役に立つのか少し説明します。

まず、「間違える」ということについて考えてみたいと思います。

子供の名前を呼ぼうとして親の名前を言ってしまい、間違えた自分に自己嫌悪を感じるなどという話はよく聞きます。誰しも、多かれ少なかれ、間違えないように気をつけて日常を過ごしていらっしゃるのではないでしょうか。ひょっとしたら、無意識にそう思っているだけなのかもしれません。

これは、「快・痛みの原則」と関係があります。人は快を求め痛みを避けるという意味ですが、つまり、間違えることが「痛み」となっているということです。

一方で、脳には学習する機能が備わっています。いつも繰り返すパターンを自動化する仕組みです。

生まれてから、ずっと繰り返していること、ある場面でいつもやっている「心のつぶやき」などは自動的に出てくるようになります。

たとえば、私はパソコンで文章を書くとき、セーブボタンを「カチカチカチ」っと何度も押します。何度も押せば確実にセーブされるという安心があるからです。

昔、データがセーブされずパソコンがフリーズする経験を何度もしたので、その痛みを避けるためにしみついたパターンです。今はフリーズなんてほとんどないので、もう必要のないパターンですが、特に困ったこともないので、そのままになっています。

人は気がつかないうちにいろいろなパターンを自動化します。そして普通、何も考えていなければ、それに気がつきません。

このように、間違えないようにやることについてはみんなプロフェッショナルで、自然とやれるのですが、間違えたときに何をするかについては、なかなか訓練できていないのではないでしょうか。

それをやるために、間違えた状況、事実を、どのように「利用するか」をあらかじめシミュレーションするという方法があります。もし、想定外の出来事が起こったとしても、日頃から「起こった出来事を事実として利用する」という姿勢を持っていることは大切なことかもしれません。


心理カウンセリングのすすめ

多くの、経営者やアスリートたちは、心理カウンセリングやコーチングを定期的に受けているといいます。 

では、高いパフォーマンスを維持するために、心のメンテナンスが必要になるのはなぜなのか考えてみましょう。 

人は、同じパターンを繰り返すことによって学習し、そのパターンを無意識にできるようになります。 お箸の持ち方を気にすることなく食べられるのはそのためです。

無意識にできるようになると、意識しなくても当然のようにできてしまいますから、何も問題がないと、そのままそのパターンがしみついてしまいます。
お箸持ち方が間違っていても、指摘されるまでそのままのやり方でお箸を使ってしまうし、いざ直そうと思ってもまた持ち方が戻ってしまったりしてしまうのはそのためです。

心の癖についても全く同じです。昔、何度も繰り返した心の癖はずっと残ってしまいます。いつしかそれは、「自分の性格」、「自分の信念」となってしまうこともあります。

「自分は内向的だから、人前で話すことができない。」

はたして、内向的だから、人前で話すことができないのでしょうか?
それとも、話すことができないから、内向的だと思っているのでしょうか?

心理カウンセリングでは、「できない」と思い込んでいたことに気が付きます。そして、やってみよう思えるようになったら、もうそこには、新しい自分がいるのかもしれません。

自己実現やメンタルヘルスは、今をよりよく、より自分らしく生きていくためのキーワードです。

私は、より多くの方々に心理カウンセリングについて知っていただいて、有効に活用してもらいたいと思っています。お気軽にお問い合わせください。